温故知新という故事成語はうんこちんちんというギャグのパクリではないか、さらにはそれを流布させるパクリ糾弾サイトを立ち上げてはどうか、などについて考えていました。僕だって人並みに考え事をするんです。

高校生の頃、主人がホモではないかという噂の寿司屋があると友人に誘われたことがあります。ふざけ半分で行ってみたのですが、お座敷に回され注文し歓談していると、頼んでいないものが続々とやって来るのです。揚げたての何かだったり、初物の西瓜だったり、ジュースだったり(さっき飲み物を頼んだのに新しくジュース)、果てには出すものが無くなったのか、お茶菓子入れに入ったおかきが出てきました。気さくな主人であれもどうぞこれもどうぞと勧めてくれるのです。何か怪しいなあと思いながら(実際分かってて来たのですが)箸を進めているうち、主人は僕の横に座り、親しげに話し掛けながら太腿をさすってくるのです。友人は美男子だったのにも関わらずです。初心な方が好みだったのでしょうか。実際初心だったせいか動転することなく、へえーそうっすかと相槌していたかもしれません。

普段は冴えない僕だけど、ホモの寿司屋に行ったことがあるんだよという話です。