妹さんの彼氏が泊まりに来ている。夜十時ごろ、妹さんの部屋から「あと十分で終電だよ。走れば間に合うよ。」と聞こえたのだが、夜中の三時になってもまだいる。居間で本を読んでいると妹さんが降りてきた。ちょっと会話して、妹さんはまた二階へ。気付けば、僕の隣りには洟をかんだ後のティッシュがあり、何ですぐ捨てなかったんだろう、これは見方によっては大変だと思ったが、そんなに大変でもないと思った。朝には彼氏が帰っていることを願って寝ることにする。