お年始の挨拶に家族の親戚の家へ行ってきた。酩酊しながら「みんな人生のボタンを押しながら生きている」というご高説を披露していたおじさんに対して、ボタンですよねボタン! と答えるも顔のにやつきが治まらなかった。酔っ払いだと甘く見ていたせいだが、半分バカにしていたのは案外見透かされていたようだった。おじさんは朝九時から麻雀の集まりがある、麻雀の誘いは一度も断ったことがないとして早々に帰っていった。